活字の鋳造(ちゅうぞう)その1


katuji_chuzo

前回、活字はまだ鋳造されていると申しましたが、

どうやって出来ているか。

もちろん、これも手作業の職人技!

活字は活字地金(鉛とアンチモンと錫(スズ)の配合)から製造します。

鉛だけだとやわらかすぎ。だから、アンチモンを入れ、艶をだし高貴にみせるため錫(スズ)を少し配合しています。

より固い活字。例えば、スーパー活字と呼ばれる、片押しで製本屋さんが良く使用する活字やタイプ活字は鉛ではなく、亜鉛を使用します。

この地金を釜に入れて、ガス又は電熱で40〜60分位溶かし、温度が350℃〜400℃になったら活字の鋳造!

鉛の液体を釜の錫口からだします。その時、鉛とまわりの機会の鉄部分をパイプを使って水道水を流しながら冷やすと同時に前面にある母型にあてると活字が出来上がるのです。

機械はモーターを利用しています。

大きい活字は機械の回転を遅く、小さい活字は回転を早く。

…ってこの回転の速度、実は職人さんが熟練技で感覚でハンドルを手で回して作るのです!

もう、これは慣れと感覚なのでしょう。

私もやってみましたが、いやはや、難しい。。。

出来上がった活字を見て自分でも分るほど「あ。ヘタクソ。」って思いました。。。

ちなみに、失敗した活字は釜の中に入れてまた溶かせます(笑)